Canon EOS 5D MarkⅢ を初体験!

Canon EOS 5D MarkⅢ 特別体験会に行ってきた

いつ出る?いつ出る?と期待が高かった EOSのフルサイズ デジタル一眼5D MarkIII の体験イベントが開催されたので期待高く行ってきました。というのも、現在使っているKissでは物足りない感が強くなったのと、MarkII も欲しいには欲しかったのですが、シャッターの感触や、7Dに較べて見劣りするAFが気になって、今ひとつ購入に踏み切れなかったのです。

さて、品川駅を降りてキャノンSタワーの会場へつくと、5Ⅲの表示と居並ぶEFレンズ群がお出迎え。

ここはさっと眺める程度で済ませて、中へ進むと

ありました!

この体験ブースでは、大抵のEFレンズ群(超望遠以外)やバッテリーグリップなどのオプションの自由な組み合わせでデモ機に触ることができるようになっていて、私も70-200mm や 24-70mmのLレンズ、バッテリーグリップを装着して試し撮りさせていただきました。自分のメモリーカードで撮影させてもらって、写りを確認できればよかったのだけど、さすがにそれは無理っぽかったです。(メモリースロットのところは頑丈にテープで固定されていました)

で、触ってみての個人的な感想など、つらつらと述べて見たいと思います。

シャッター

Mark 2の最大の不満点とも言えるのがシャッター。あの「パタコーン」という感触は、どうにも間の抜けた感じがしてたまらなかったのですが、Mark 3では、完全に別物になっていて、どちらかというと7Dの感触に近い(店頭で7Dを再確認したら7Dよりも重めの音でした。どっちかというと1Dに近いかもしれません 2012/03/13修正)「バシャン」という感覚です。秒間6コマの実現ということもあり、シャッター音はかなり大きめですが、Mark 3には静音撮影というモードがあって、シャッター音が気になるような状況にも対応できるようになっています。こちらは「シャコーン」とでも表現できるような、おとなしめの作動音でシャッターを切った感覚こそ薄れるものの感触は悪くないと感じました。

AFエリア

Mark 2の9点に対して、61点と大幅な向上となっています。ただし、増えたことによって測距ポイントを意図的に指定するには、AFボタンを押して、メイン電子ダイヤルで横、サブ電子ダイヤルで縦の測距ポイントを選ぶことになるため、どうしても指定できるまでの時間はかかってしまうことになります。この点については、1つ飛ばしなどで選べるようなモードがあると、より良かったのではと感じました。

ファインダー

今、使っているKissと較べるのが悪いのかもしれませんが、格段にクリアで見やすくピントの山がつかみやすい印象でした。ドライブモードなどもファインダー内の液晶で確認できると便利だとは思いますが、気になる人はあまりいないのでしょうかね。。

サイズと重さ、シルエット

Mark 2との比較で、高さが約3mm、奥行きが約1.5mm大きくなり、50gほど重くなっていますが、触った感触としては、若干グリップが大きくなったかな?(完全に思い違いかもしれませんが)程度の差に収まっています。
左図は、Mark 2とMark 3のシルエットを比較してみたものですが、ペンタ部の傾斜が緩くなり、底面のRが大きくなっていることもあって、全体としてマッシブ感が増していますね。
※ 製品写真をなぞったものなので正確な比較図ではありません。

EF24-70mm F2.8L II USM

1D との組み合わせでのみ試せなかったのですが、光学系から一新されたEF24-70mm F2.8L II USMが予想以上に好感触でした。フィルター径こそ大きくなっているものの、左手が添えられるズームリング部分が一回り細くなり、操作性が2段階程度引き上げられています。さらに全長短縮によって重心が前にずれることも軽減できていますし、なによりも約150gもの軽量化での機動性の向上はうれしいですよね。MTF曲線も、とても素直で素性良く仕上がっている感があります。これとのレンズセットもあったら良かったのに。。

個人的な結論

価格.comの掲示板では、かなりがっかり感も漂っていますが、個人的には尖ったところこそないものの、正常進化してきて良い製品に仕上がっていると感じました。ISOの設定で暗い状況はかなりカバーできることもあって、このクラスに気休め程度のストロボなど不要だと思います。それから、Mark 2が半額で買えるといっても、デジタルでの3年間の差はやはり大きく、今からMark 2を買う気にはちょっとなりません。(中古のタマも増えてくるだろうしね)今使っているカメラの事を思えば、Mark 3の購入はアリなのですが。では、即買いするかというと、あの価格にはやはり二の足を踏んでいて、あと半年待って、EF24-70mm F2.8L II USMの価格もこなれてきた頃がねらい目かなというありきたりの結果に落ち着きました。

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